2020年7月5日日曜日

ニコルソンズ劇場「はらぺこニコルソンズ」菅野こさと編

今週のニコルソンズ劇場は
「はらぺこニコルソンズ」
菅野こさとの「おいしい話」をお届けしました。

番組はこちらからお聴きいただけます。
  ↓   ↓   ↓
7月5日(土)放送 はらぺこニコルソンズ 菅野こさと


そして、放送でもガンガン熱く語っていたお話、
改めて。
菅野から届きましたので、
ぜひご拝読くださいませ。




火鍋について

火鍋は読んで字のごとく、火と鍋です。
つまり、火を焚き、その上に鍋を乗せて作りながら食べる、というものになります。
種類として、四川や重慶といった暑く、また湿気も高いため辛いものを。
東北、北京や大連などは冬が長く寒いため脂が多く塩分の高いものをとる傾向があります。
近年では、中国国内で辛いものが流行っており、今や火鍋と言えば画像のような赤いスープが主流となってます。

今回は特に今主流となっている赤い辛いスープの火鍋についてお話ししていきます。

先ほど地方によって様々な火鍋があるとお話ししましたが、入れる具材やつけダレも地方によって特色があるのです!北と南に分けてご紹介します!

まずは火鍋の本場、中国の南、重慶四川の具材ですが、お肉は牛が多く、モツを入れることが多くあります!
センマイだったり、ハチノコだったり、他にもカモの腸やカモの血で作られた豆腐など、これが辛いスープによく合うのです!
つけダレは刻みニンニクにごま油さらにオイスターソースを加えるのが重慶、四川の特徴です。もちろん、ニンニクごま油にお塩でもとっても美味しく食べられるのですが、コクが違ってきます。

続いては北、大連や北京の火鍋ですが、
具材は大きく変わりませんが一緒に入れる野菜が変わります。基本何でも入れていいので、なんと白菜の漬物も火鍋に入れるのです!!
漬物を鍋に入れるイメージがあまりないかとは思うのですが、中国東北地方白菜の塩漬けを細く切ったものと豚肉の煮込み料理があるので、そのまま火鍋にも入れてしまいます。
つけダレは、ゴマだれがメインになります。それだけだとしょっぱさがないので、日本の沖縄にもある豆腐ようのようなものをペーストにしてゴマだれに混ぜ込みます。
こってり濃厚な味となって、本当にこれが箸が止まらなくなるのです!!

お店によっては上記以外にも様々なつけダレがあります!

ここまで食材やつけダレの種類が豊富なのは、中国は国土が広く、寒暖差も激しい為です。
さらに56もの民族がおり、宗教により豚肉を食べない人や、お清めをしたものしか口にできない方々など本当に様々な人がいるのです。

でも、火鍋ならそれぞれ自分のこのみの味に合わせて食べることができるので、みーんなと一緒にご飯を食べることができるのです!

あぁー、なんて素敵なんだろう、火鍋。
ぜひともお近くの火鍋屋さんに足を運んでみてくださいね♪

菅野こさとでした。


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